ピアノは嫌いだ

私が初めて音楽に出逢ったのは2歳の時

記憶なんてないが作曲家の叔母がくれたトイピアノを弾きながらずっと歌っていた私を見てお母さん(親バカ)は「この子は天才だ」ってヤマハにいれてくれたらしい。

小学1年生から中学3年生までお世話になったヤマハの先生がいた。

厳しい先生だったが体の大きい私から見ると視界には入らないほど小さい小さい人だった。

その先生は作曲、即興が上手だった。

いつも私が作るか弱いフレーズを涙が出るほど素敵な曲に膨らませてくれた。

今思い出してもいい曲で大好きだったなあと思う。
小学3年生の時に作った曲を今でも弾けるくらい大好きだ。

あの先生はすごい才能の持ち主だったんだなと今更になって気づいた。


中学校に上がり、作曲は大好きだったが練習が大嫌いだった私は成長するにつれて周りの子よりもピアノが弾けなくなっていた。

発表会に一番年上として出てもいつも恥ずかしいという気持ちしか芽生えなくなってしまっていた。

思ったように弾けない自分が嫌いで結局今でもあまりピアノを弾くのは好きじゃなくなってしまった。






今ふと思い出した。小学4年生、曲を作らなければいけない時期にさしかかりスランプに陥った私はなんと短調、5拍子、演歌調というひねくれたフレーズを「私の気持ち」というひねくれた名前で先生に出していた。

先生はめちゃくちゃ笑ってた。

【ちなむと】
私が小学3年生の時に作った曲。
大好きなぐりとぐらのえんそくという絵本をテーマに作った。確か何かの賞に選ばれてもう一回どこかで弾いた気がする。知らんけど。

今でも大好き。良い曲。

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